ねじまき雲へ

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久しぶりにねじまき雲に来る
扉を開けるとコーヒーの深い香りに包まれる
お客のいない店内では
今日もニット帽をかぶった店主が
控えめな、優しい笑顔で迎えてくれた

久しぶりの挨拶を交わし、「アズーロ」を注文
何と、初めて店を訪れた日に淹れてもらった「のらくろカップ」でアズーロ登場
覚えていてくれて嬉しい
あの時は「獅子丸」というコーヒーだったが
今はそのコーヒーはない

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実はコーヒーは好きだが コーヒーの世界事情については無知のわたしだ
政治情勢によってコーヒー豆の輸入が滞ってしまうことは
以前ねじさんに教えてもらったっけ
だから獅子丸はもう飲むことはできないらしい
そう思えば思うほど
獅子丸が恋しい

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「アズーロ、深い苦味を味わって心地よいため息をつけるようにとブレンドしています」
メニューにある通り、深い香りを鼻奥深くまで吸い込んで一口すすると
ほう~~っとため息が出た
と同時に初めてねじまき雲に来た時の思い出がどっと押し寄せ、不覚にも涙してしまった

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当時は娘の病に、いつも心が痛んでいた
ある日夫に家のことを頼んで一人訪れたのがねじまき雲との出会い
その日から4年・・・・娘は当時より遥かに元気に回復している
今日も実は娘の学校のイベント帰りに寄ったのだった
この月日の流れの中に、数回口にしたねじさんのコーヒー
それがもうじき飲めなくなってしまうと知ったのは先日のこと

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彼のブログでそのことを知った
またひとつ、ねじさんは階段を上っていくのだ
寂しいけれどこれは応援しなくては
でもしばしのお別れの前にもう一杯だけ ねじさんのコーヒーが飲みたい

静かに丁寧に、じっくり淹れるコーヒーの香りが 再び店いっぱいに広がる
一瞬 店の隅にある古い時計が時を刻むのを止めたかのようだ
いつの間にか店にはわたし以外の常連さんが2人いた
アズーロ、嬉しい気持ちも痛む気持ちもみんなそのまま包み込んでくれる深い味・・・
静かに談笑するやさしい空間で
青梅では最後となるねじさんのコーヒーを最後の一滴まで楽しんだ


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「ネジマキスト」となると買うことができるコーヒー豆
これは夫と家で飲もう

ため息のお礼を言っていつかどこかでの再会を約束し
店を出てイベント帰りの娘と落ち合い歩いて帰宅する
途中多摩川を渡る橋の上から冬の川の景色を撮る
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頭上にはゆっくり旋回するトンビが・・・・
私と娘の頭上に、大きく丸を描いて飛んでいった
それはまるで神様から「頑張ってるネ!マル!!」と言われたかのようで
とても嬉しくて、そしたら鼻の奥がツンとした
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*今日はいつもと違って独り言風に・・・(^^;)
変かな?すみません・・・。
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by poomingxxx | 2011-01-24 09:07 | おさんぽ